エックハルトを読む会

【内容】

天使のトリヴィアで出てきたマイスター・エックハルトの説教を

一緒に勉強します。


教材に岩波文庫「エックハルト説教集」を使用します。

参加される方は各自ご用意ください。


「エックハルトを読む会」なので
参加者も事前に指定の説教を読んで
把握しておくことが求められます。

【開催日程】

 ▷6月16日 説教1② 横浜

 ▷6月26日 説教1② 横浜

 ▷7月26日 説教2① 横浜



読書会の補足情報


                                                2019年4月8日 

ドイツ語説教集の英語版、(中高)ドイツ語版 との比較確認の件

ですが、どの場合も基本として、「主」の指示するもの(イエスor神)は
キリスト教の文化がある程度大枠でつかめている上で→それぞれが前後文脈から内容を捉えるスタイルのようです。

英語版と日本語版のそれぞれの表現 God・Lord・イエス、 神・主・イエス は
調べた範囲では”ほぼ”一致してますが、ズレもあります。
 

↓部分例 2がずれてる

このように1「主」1と取り引きしようとする者は実に愚かな人々である。彼らは真理についてはほとんどあるいは全く知ることがない。それゆえに2「主」2は彼らを神殿から追い出し追い払ったのである。光と闇は両立しえない。3「神」3はみずから真理であり光である。

ネット上の英語全集版 リンク↓

https://www.leerhuisassen.nl/…/meister-eckhart-maurice-o-c-…

They are very foolish folk who would bargain thus with 1「our Lord」1; they know little or nothing of the truth. That is why 2「God」2 cast them out of the Temple and drove them away. Light and darkness cannot exist together. 3「God」3 is the truth, He is the light in Himself.

ーーーーー

対して、

中高ドイツ語版と日本語版の比較では、この部分は一致しています。

このように1「主」1と取り引きしようとする者は実に愚かな人々である。彼らは真理についてはほとんどあるいは全く知ることがない。それゆえに2「主」2は彼らを神殿から追い出し追い払ったのである。光と闇は両立しえない。3「神」3はみずから真理であり光である。

中高ドイツ語(1050~1350年位のドイツ語)テキスト(1936クイント版)

Diz sint harte tôrehte liute,

die alsô koufen wellent mit 1「unserm herren」1;

sie bekennent der wârheit kleine oder niht.

Dar umbe sluoc sie 2「unser herre」2 ûz dem tempel

und treip sie ûz.

Ez enmac niht bî einander gestân

daz lieht und diu vinsternisse.

3「Got」3 der ist diu wârheit und ein lieht in im selber.

ーーーーー

ドイツ語版には日付もついてました。
「魂という神殿について」が話されたのは、1326年2月11日。
こういうことが判ると、いろいろリアル感が出て読み応えありますね。


                                              2019年4月15日
エックハルトは、

現実における商人という職業や商人としての「生き方」と、
神との関係における商人的「有り方」とは明確に区別していて、
説教1の内容はすべて後者のことについて言っています。


                                                2019年4月15日

彼はこの「神との理想的関係状態」への到達を、”いつかきっと”etcの遠い未来展望的には設定していません。

むしろ大胆に、

「これがあって(その理想関係から派生する、生じるモノとして)初めて基本的な人間(被造物と被造物)の関係が適切に再配置される。」と高らかに宣言します。エンドではなく、スタート。